短いインタビュー記事のなかに、一人の女性が自分の好きなものを突き詰めていって、「好きの力」をどんどん仕事に変えてゆく魅力的な姿が描かれています。
はじめはアート系の仕事をしていた生駒芳子さんは、自分の「好き」がファッションにあることに気づきます。
本業の仕事をこなしながら、「
ミラノやパリのコレクションを見たり、ファッションの本を読み漁ったり」します。
「だれにも頼まれないのに色んなところに行ってた。私は現場主義なんです」そしていつの間にか「気に入ったアーティストの展覧会をプロデュースしたり、マネージメントまでやってしまったり」するまでに。
しかし、メディアの外にいることで本当に書きたいことが書ききれないことを「思いつめて」、ヴォーグ(VOGUE)の日本での創刊メンバーに加わります。
その後、『ヴォーグ』の日本での創刊メンバーとしての4年間で、「
国際的なファッションメディアの狩猟民族型の発想を徹底的に学んだ。タフな交渉や喧嘩も含めて」。英語も鍛えられ、ついには『マリ・クレール』編集長に抜擢されることに。
本当に短いインタビューですが、大人の女性が、好きなものを見つけ、それを仕事として自らのものにしてゆく様が魅力的です。
違う道に入っても、軌道修正はいつでも出来ますよ、と教えていただいているようです。
ちなみに若い編集者へのアドバイスとして、「「まず行動力。腰が重いひとには向かない。そして、探求心。色々なものに好奇心をもって、どうしてなのか?と掘り下げる気持ちが大事です」。それともう一つ欠かせないのは「多くの人とネットワークを作れること」」だとおっしゃっています。
別業種にいながら編集者を目指している方には参考になるアドバイスではないでしょうか。
posted by saiz_women at 14:03|
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